財布製作工程図④

さて、最後の仕上げ。
コバにしみこませた蜜蝋+αワックスをもう一度暖めたコテでならします。
すでにペーパー等で均してあるので、きれいにしみこませるだけです。
そのあとヘラでこすって、さらに手のひらで軽くこすると、透明感のある、つるつるピカピカになります。

コバの仕上げには色を注すだけや、専用のコバ磨き用の染料もありますが、ひび割れしたり後々はがれたりしたりでイマイチ。
この仕上げも、ひび割れしにくいように＋αが入れてありますが、それでもキズが付いたりはします。
でも、またコテでなぞればきれいになるんですね～
手間はかかるけど、これが一番と思っております。

この後は全体にオイルを入れます。
最初は蜜蝋入りのやわらかいオイルを全体に二回。
外側だけもう二回、ドライヤーであたためながらしっかりしみこませます。
最後に、防水用に固めの蜜蝋のワックスを一度塗って暖めてしみこませます。

これで、出来上がり！

使っていくうちに蜜蝋が染み出てきて艶も出てくるでしょう。
それでもオイルは少しずつ失われていくのでたまに塗るのもいいとおもいます。
鞄なんかは、硬く絞った布で拭くと革にもいいみたい・・でも財布はそんなに気を使わなくてもいいかな？？

今回は、紐付きでさらにダブルリングの特別仕様です。
紐も両側に金具を付けて出来上がり！

リングはｼﾙﾊﾞｰﾜｰｸDaDaで作ってもらったものです。
彼には作るというほどのものでもないとおもいますが・・
DaDaのブログ　http://www.dada-silver.com/hpgen/HPB/categories/34734.html

これでホントにできあがり！
プレゼントにするんだって？？