クマブログ

サニーをいじったり…日々のあれこれです。

移動ディスク研磨屋サン



直さなくてはいけないNo.1のブレーキの振動。

右のフロントタイヤを手で回すと、一カ所引っかかるところがあります。
自分で旋盤かけたあと、ストラットに付けた状態で、ダイヤルゲージで計ったとき、表は0.05以内だったのを覚えているけど、厚さはどうだったか‥?


そんな話を近所の車関係の店で話していたら
「出張でディスク研磨してくれるところがあるよ。工業用旋盤だと、なぜか振動がでるんだって」

電話一本で時間が合えばすぐ来てくれるようで、聞いてもらったら昼から来れる・・目の前でやってもらえるなら、一度やってもらおう!

時間に行って見ると、ワゴンRのワイドの荷台に、研磨用の旋盤を載せて到着していました。



やることは簡単です。

910のベンチ付きは、分割ディスクなので合わせ面のサビをワイヤーカップできれいにおとします。
(一年前にきれいにして塗装してあるのでほぼサビなし。塗装を落とすだけ)

旋盤のシャフトに0点のディスクが付いているので、あわせてタイヤチェンジャーにホイールつけるネジみたいにシャフトで留めます。

旋盤用の35度くらいのチップのバイトで外から内へ荒削り。

内から外へ自動送りで仕上げ。 裏と、表と別々に削って終わり。

最後に回しながらペーパーで上下に激しく擦ると新品のディスクみたいに放射状の線が付いてできあがり!


一枚目はバイトはほぼ0で当たって、まず問題なし。
二枚目はちょっと当たりが振っているけど、全く許容はんいでしょうね~と言うことです。

ちなみに、メーカー指定の振れ範囲は0.16mmだそうです。
結構大きいですね・・
0.25mmくらい振れるとペダルに相当くるそうですが、その人の感覚では、全くの範囲以内だったそうです。

結果からいうと、ブレーキのブレは無くなったんです!?

結構、旋盤もっている人がやることがあるそうなんですけど、ブレが出るそうです。
何が原因か判らない、と言っていましたが・・

ワタクシの場合、かたっぽは良かったと思うので、旋盤でもいいと思うんですけど、やっぱり厚さが違ったんでしょうね。
ちゃんとジグを作って、固定したまま裏表削れるようにすれば大丈夫だと思います。

ブレの原因は偏磨耗もあるし、ベンチ付きのディスクの場合、つくりが悪くて厚さが違うと熱で膨張した時に厚さが変わって振動になることもあるそうです。
メーカーや車種によって削れ方も違って、かまぼこ型になったり、BMWなんかは中心側がたくさん削れるくさびがたになったり、いろいろあるそうです。

このディスクはきれいだし(きれいにしたんだって・・)焼きも入ってないし丁寧に乗ってますね~とってもいいです、といっていました。
以前はD1ドライバーが使ってたんですけどね・・
ちなみに、まだ2mmは削れるって・・一生使えますね!

変心スリットを見て・・スリット入りは全くお勧めしないそうです。
長く使うと、必ず歪むそうです。
レースで、早い交換を前提にして使用するものなので、細かくチェックが必要なんでしょうね。

いや~やってもらってよかった。
次からはちゃんとできると思うので、勇気のある人はワタクシに頼んでください!


この出張ディスク研磨やさん、これ一本でやってるそうです。
始める時には回りに心配されたそうですけど、その場でやってくれると言うのはかなりメリットがあるみたいで、やっていけるそうです。
普通だったら、その日の内にはまず出来上がってこないけど、これならその場でやって、すぐ組める。
時間も今回の場合、正味30分くらい?
車屋サンで外しておいてもらったものをきれいにして削るので大きな手間も無い??
あっちこっち呼ばれるみたいで移動は大変でしょうけど、こんな商売はあっちも、こっちもたすかりますね!

ありがとうございました!