The サイフ

ｵﾘｼﾞﾅﾙOHV FamilyメンバーのＮくんからサイフの注文です。

「サイフまだつくっとる？」　　←なぜか、こういう質問多いです。
前回のと同じのがいいけど、実は自分で作ってみたい、と。
熊の手では自分で作るのも推奨しております。

「その型紙でつくりたいんやけど・・」
むむっ、門外不出なんですけど・・いや、いきなり見てもたぶんまったくわかりませんよ、自分でもよく考えないとわからなくなるんですから・・

Ｎ君はいまはオレンジのパブトラ。　サニトラじゃないよ！
ＯＨＶ復活のため、２年くらい前に買ったそうです。
またこんど、サニバンと並べて写真撮らせてね～

年末に注文もらったけど、一回ウチに来る、と言うことでのびのびになっていました。
革の切り出しは、注文もらった次の日にしてあったんだけどね！

今回は、着色無しで一部にヘビ革、蓋をホックではなく、差込に変更。
いろいろな変更は可能であればなんでも受付です。

染めが無いと、革も硬くならないのですが、切り出した状態でよく揉みます。
革は繊維方向によって伸びが大きかったり小さかったりするので、そういうのも安定させる感じかな？
これで数日は置いておきます。（と言って仕事をさぼります）

最初に作り始めるのは、手紐というか、ベルトループに付ける紐と言うか・・。

八編み（ﾔﾂｱﾐ）にします。
文字通り、八本の革紐を編みます。

その前に、熊の手ｽﾍﾟｼｬﾙﾌﾞﾚﾝﾄﾞのオイルをたっぷり塗りこみます。
オイルを入れるとこれくらい色が変わりますが、しみこむと少し色はうすくなります。

実は、紐を編むのが一番苦手・・というかキライ！
紐は使っていくうちに伸びます。
なのでかなり引っ張りながら編むんですけど、変なところを使うと最後の最後に、ブチッと切れます・・
何度切れたか・・そうとうガックリきます。
紐こそ一番良いところを使わないといけないんですね。

あ、Ｎくん、自分で作りたいと言っているんだからここまでにしときますか。
来たら編んでね！

今回は、出来上がる最後までの工程を載せるようがんばります・・