クマブログ

サニーをいじったり…日々のあれこれです。

ゾクゾク A型 バルタイ講座

さて、ノーマルカムの作用角ってどんな感じでしょうかね~?

Vブロック無いし、作って、と。
パーツクリーナの空き缶折り曲げてですけど・・


イメージ 1


ま、こんな感じですので、すっごい正確ではないですけど、そこそこわかるでしょう・・

A型のノーマルは64°ということなのですが、どこから中心角までが64度なのか?
カムが盛り上がってくるところから、一番カムの高いところまでですが、盛り上がっているすぐのところではありません。
ダイアルゲージで見てみると、0.28から0.3mm盛り上がったところから一番高いところまでが64度でした。
これはタペットのクリアランスとも関係ありそう・・?
バルブリフトで測る場合、指定のクリアランスでバルブが動き始めたところから測定したのが、一般的な作用角をあらわしているみたいです。

中心角をIN,EXとも同じにして、図にしたのが下の写真です(これであきらかにワタクシがヒマだということに気が付かれたでしょう・・)

中心角109度
INカムリフト 5.64mm
EXカムリフト 5.9mm
オーバーラップ 38度(この計り方では)

イメージ 2


同じようにドラ○ン加工スペシャルカムをプッシュロッド上で計って見ました。
カムの一番低いところから0.03mm盛り上がったところからカムの一番高いところまでです。

いまのノーマルカムギアでの数値は
IN中心角 105度 カムリフト6.7mm
EX中心角 101度 カムリフト6.8mm

IN作用角 284度(開き始めからカムの頂上までは72度)
EX作用角 286度
オーバーラップ83度

ちなみに、冷間0.03mmでクリアランスを取ったバルブリフトで測るとIN側77度くらいありました。

これであってんのかわかりませんがね・・。


で、問題はどこにセットするかです。

ここからは作った人に聞いてみるのが手っ取り早い・・電話してみました。

ドラ 「ノーマルギアじゃあかんよ~壊れんくてよかったね!」

クマ 「どの辺りに中心角を持っていけば・・」

ドラ 「やってみんとわからんね~」

話がかみ合っていないようですが・・
中心角はINとEXが同じよりも少しINが進んだ位、102と106ぐらいかな~?
あとは走ってみんとわからんね~ということです。

ちなみに作用角の測り方は? と聞いてみましたが、
「いろいろやね~オーバーラップも作用角もあんまり関係ない、カムのプロフィールが大事だから・・」

作用角が71から72ぐらいだったんですけど・・「もうちょっとあると思うよ」


まぁ、そういうことなんでしょうね。
作用角は微妙なので計りかたによってかなり変わるし、タッペットのクリアランスで変える・・なんて話もあるので、この辺りの調整がいろいろあるのだと思います。

今回はIN側102~3ぐらいに調整してみようとおもいます。
まず、しっかりピストントップを出すこととタペットの調整を一番低いところで取るのが大事だとおもいます。
(ベース円は0.01mmぐらいで微妙に動いてます。)


しかし、その前にスプロケットを作らなきゃ・・まだまだ走るまではかかるな